久留米大学経済学部・産業経済研究所主催
シンポジウム
「環境問題解決に向けての市民参加」

 水俣病50年にあたり、環境問題への市民参加のあり方を探るシンポジウムを開催いたします。特に、生協やNPOなどの市民事業とのかかわりを切り口に考えていきたいと思います。ご参加お待ちいたします。

主旨:
さまざまな環境問題がわたしたちを取り巻く昨今、環境に配慮した持続
可能な町づくりへの取り組みが各地で見られます。けれども多くのふつ
うの人々は、生活に身近な環境問題に敏感であっても生活実感を超えた
ところで起きている環境問題にはなかなか反応しないというのが現実で
はないでしょうか。このようなふつうの人々の意識をどのように環境と
いう公共的領域への問題意識へとつなげていくことができるでしょう
か。さらに行政や企業との連携や恊働の実効性をどのように高めていけ
るでしょうか。これらの問題を考えるときに重要な示唆を与えてくれる
のは各地での具体的な実践であると思います。今回のシンポジウムでは
水俣の経験と和歌山の経験を通して環境問題解決のための市民参加を考
えてみたいと思います。

日時:2006年7月8日(土) 14:00-17:30 (開場13:30)

会場:久留米大学御井学舎図書館3階AVホール

基調講演(14:05-15:35)

1. 水俣病被害者互助会事務局長 アジアと水俣を結ぶ会事務局長
谷 洋一
「水俣病事件の74年──公害企業と地域住民意識の変遷を追って水俣病の教訓を考える」

2. NPO法人 市民環境研究所長 京都学園大学バイオ環境学部教授
石田 紀朗
「省農薬みかん園から生活協同組合設立へ──情報を載せた物が動けば」

3. 大阪大学大学院法学研究科教授
大久保 規子
「参加・協働による仕組みと環境NPO」

パネルディスカッション(15:50-17:25)
パネリスト
 一方井 誠治 (京都大学経済研究所教授)
 坂岡 庸子 (久留米大学文学部教授)
 谷 洋一 (基調講演者)
 石田 紀朗 (基調講演者)
 大久保 規子 (基調講演者)
コーディネーター 藤田 八暉 (久留米大学産業経済研究所長)

参加無料。事前のお申し込みは要りません。直接会場にお越し下さい。

連絡先:久留米大学経済学部 0942-43-4411 担当 葉山(内線331)