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ウーバーハンプトン・ショップモビリティ
ウーバーハンプトン市は、中部イングランド、ウェストミッドランド地方にある人口25万人の都市です。英国第2の大都市バーミンガムから鉄道で30分くらいのところにあり、もともとは製造業が盛んだった地域なのですが、80年代からの製造業の衰退の中で地域経済が一旦崩壊の瀬戸際まで追い込まれました。特に、80年代にサッチャー政権下で推進された規制緩和により郊外大型小売店の進出が進み、中心市街地は荒廃。犯罪や暴動が頻発する街になってしまいました。当時バーミンガム大学に留学していた西川は、荒れ果てたウーバーハンプトン市を目にしていますがそのとき周囲から「なぜあんな危険なところに行くのか」と警告されたそうです。このような中から、同市は様々な都市再生事業に取り組んできました。中心市街地では、中心部を一般車乗り入れ禁止のレンガ敷にして大規模な再開発をかけ、大きなショッピングセンターをいくつか建てて個店を収容しました。このような総合的なまちづくりの一環として、ショップモビリティが始められています。
ショップモビリティは、日本ではタウンモビリティとして知られていますが中心商店街で電動スクーターなどを貸し出し、高齢者はじめ障害者や妊婦など誰にでも中心市街地を利用しやすくするための工夫です。イギリスでは日本に先駆けて高齢化が進んでいました。この工夫によって郊外大型店が利用しにくい高齢者が街に出て買物を楽しみ、ひいては街の活性化にもつながることが期待されたわけです。
ウーバーハンプトン市では1992年にショップモビリティ事業が始まりました。これらの取り組みのおかげで、今日では中心市街地はとても活気づいていました。私達は、同市の置かれた地理的経済的条件が久留米市に非常に似ていることから、今後高齢化が進行する久留米で同市の経験が大いに参考になるものと期待し、調査に訪れました。
■ウーバーハンプトン・ショップモビリティ
■ウーバーハンプトン市広報のショップモビリティに関する記事(私達
の調査や久留米への講演に関して触れている。)