まず市庁舎で説明を受けました。
説明を受けた部屋で。左から、マルコムさん(都市計画のチーフエンジニア)、伊佐夫人、浅見、伊佐、説明して下さったリンダさん(市のショップモビリティ管轄部署の担当者)、エバンズ氏(ショッピングセンターの経営者)ターナー氏(市議会議員)、松尾
以下は、当時の説明です。その後、ステーションが改修された後の現状については、2002年2月に同市を再訪したときの記録をご覧下さい。(為替レートは2003年1月のもの)
(1) 設立と財源
■同市では、市の直接の事業としてショップモビリティを運営しており、1992年に10万ポンド(約1900万円)かけて開設し、年間7万7860ポンド(約1480万円)の経常費用を割いている。民間からは設備の寄付を受けている。ショッピングセンターの泉に投げ込む賽銭も資金源になっている。
(2) 人員、設備とサービス内容
■現在、フルタイム職員1名、パートタイム職員4名、ボランティア2名の人員と、電動スクーター26台、電動車椅子8台、手動車椅子31台の設備。登録メンバーに対して貸し出し、必要ならば介助をつける。登録も貸し出しも無料。
(3) 実績
■初年は登録者はほとんどゼロだった。年々増加し、現在3000人。99年度の延べ貸し出しは、約1万6000件。午前中に貸し出した設備は午後に別の人 に貸さなければならない状態。中心市街地に対して、年50万ポンド(9500万円)の追加収入をもたらしていると推定されている。今日ではこの事業がある
おかげで、バーミンガムからお客さんがきている。