高齢者にやさしい“まち”づくりを目指して― 大学の役割への検討― |
増田 安代 |
本研究の目的は, 平成15年度から, 地区における介護保険対象外の高齢者
へのヘルスプロモーションの展開と相互扶助のある健康な“まち”づくりに
むけて関与した経緯について, 形成的評価を行い大学の役割を明らかにする
ことである。実践分析を通して, 健康な“まち”づくりに向けて, 1 導入
期・初動期には, @ニーズ把握と分析を行い健康なまちづくりに向けて
必要な地区活動への啓発A地区活動の創設とコーデイネータ−としての役
割 2発展期には, @ 地区活動への形成評価と問題の明確化に向けて情
報提供と助言A企画・運営・評価のプロセスに住民をまきこみ主体的活動
に向けて相談役B住民主体の運営への組織化と相談役 3 人的資源の掘
り起こしやネットワークづくりへの協力者 4 地区と行政との連携や調整
役 5地域住民と学生ボランティアとの接点や相互交流を図れるようなパ
イプ役等, 教育(情報提供と啓発) 機能, 評価機能, 相談機能, 連携・調整
機能として大学の役割が明らかになった。
key word 高齢者 住民主体 健康な"まち"づくり 大学の役割 |
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