2007年12月25日更新
Hunterの調査データの復元
復元対象
地域権力構造(Community Power Structure, 略称CPS)研究の古典としてなじみ深い『Community
Power Structure: A Study of Decision Makers 』(Hunter [1953]1963 =1998)
おける第4章の支持(声価)のネットワークデータである。
復元されたHunterの12個のネットワークデータ
なお、松田(2002a, 2002b)の表6のデータは、CSV形式の[9]であり、上記Excel形式のワークシートの「9(本文)」である。
データの説明
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各データの行と列は、ID番号14,36,21,3,40,2,27,31,32,38,4,1,35,22,12,5,24,34,20,23,18,29,10,39,17,7,30の順に並んでいる。
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これらの行列の成分をとすると、人物jが人物iを選択した場合は、を1とし、それ以外の場合は、を0としている。
文献
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Hunter, F, 1953, Community Power Structure: A Study of
Decision Makers, The University of North Carolina Press, 1963. Anchor
Books. = 1998, 鈴木広(監訳)『コミュニティの権力構造――政策決定者の研究』恒星社厚生閣.
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松田光司. 2002a. 「Hunterの調査データの復元とその2次分析」平成11-13年度科学研究費補助金基盤研究(B)(1)研究成果報告書『フォーマライゼーションによる社会学的伝統の継承と刷新(課題番号11410047)』:249-264.
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松田光司. 2002b. 「調査データの復元と二次分析――Hunterの命題の検証」『理論と方法』第31号(特集
二次分析の新たな展開を求めて):23-40.
付記
本研究は、下記の科学研究費補助金による研究成果の一部である。
- 奨励研究(A)「社会ネットワークにおける中心性指標の統合とその応用」(研究代表者:松田光司)
- 基礎研究(B)「フォーマライゼーションによる社会学的伝統の継承と刷新」(研究代表者:三隅一百)
- 若手研究(B)「逆問題の手法による調査データの復元とその二次分析」(研究代表者:松田光司)
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松田光司 <matsuda_koji@kurume-u.ac.jp>